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【自営業のリアル】来客は、何回会ったかで決まる?

  • 1 日前
  • 読了時間: 8分

こんにちは、ドルフィンワークスの西田です。


「Instagramのストーリーズも毎日投稿してるし、ブログも頑張って更新してる。チラシも撒いてるんです。なのに、思ったほど注文予約が入らない……」


こんなお悩みの方向けに、私にとって転機になった、ある手法をブログにまとめることにしました。


情報の矢


今も記憶に残る言葉


私は2012年頃、経営戦略塾に通っていました。

当時の塾で使われていた教科書が、竹田陽一氏のランチェスター戦略でした。


ランチェスター戦略は、もともと第一次世界大戦の数理モデルがルーツの軍事理論で、それを日本のビジネスに応用したものです。塾で教わったことはたくさんあるのですが、十数年経った今も体に残っているのが、このフレーズ。


「弱者は接近戦。接触回数を増やせ」


中小・零細・ひとり社長は、大企業と同じ土俵では戦えない。だから、目の前のお客様にどれだけ近づけるか、何回会えるか、何回声を届けられるか...それが生命線になる、と。


正直、創業時に知っておきたかった(笑)

いや、当時はコミュ障で、人に会話なくても済む仕事を選んだつもりだったので、どっちみち出会うに時間はかかったかもですが...


それはさておき、失敗・成功経験を味わったあとだから、これが本当に重要であることを納得できたわけですが、相談者さんにはそんな回り道は極力避けてもらいたい。という思いで相談業務にあたっています。



「情報の矢」は、4種類ある


ここで、ひとつ整理したいことがあります。

「接触」と聞くと、多くの方はSNS投稿やチラシのような、自分が放つ情報のことを思い浮かべます。たしかにそれも接触のひとつ。でも、それだけではない。


私は「情報の矢を放つ方法は、4種類ある」と考えています。


1.間接接触(一方向の発信)

ホームページ、ブログ、Instagram、Threads、Facebook、LINE公式アカウント、メルマガ、チラシ、広告、看板、Googleビジネスプロフィール、ホットペッパーや食べログなどのポータル掲載。

これらはすべて、不特定多数に向けて放つ矢です。

一度に多くの人に届くけれど、一人ひとりに刺さるとは限らない。


2.双方向接触(一対一のやり取り)

DM、メール、チャット、電話、ショートメッセージ、LINEの個別トーク、問い合わせフォームでのやり取り。これは一人にしか届かないけれど、確実に届く。

しかも往復するたびに「接触回数」が増えます。


3.直接接触(対面で会う)

訪問、交流会、セミナー、体験会、イベント出展、地域行事。実際に顔を合わせる接触。回数は限られるけれど、1回の濃度は高い。


4.第三者接触(誰かを介して届く)

既存のお客様からの口コミ、紹介、お客様のSNSでのタグ付け、同業者からの紹介、メディア掲載。これは自分が放つ矢ではないけれど、お客様にとっては立派な「あなたとの接触」です。


ほかに、本やKindle出版という方もいらっしゃいますが、これはイレギュラーなのでその他枠としておきましょう。


種類で分けた理由は、それぞれの「質や濃度」が違うことを、ご自身で感じ取れるようになるためです。


お客様との4種類の接触

なぜ4種類に分けるか


多くの自宅サロン経営者さんは、1の間接接触を「集客活動」と捉えやすいです

Instagramを毎日投稿する。チラシを撒く。LINE登録を増やす。これが発信、これが集客、と。


たとえば、Instagram経由で来店されるお客様の典型的な動きを、ひとつ追ってみましょう。


  • 投稿を何度か見かける(間接)

  • 気になってフォローする(間接の継続接触)

  • キャンペーンや体験会のお知らせを見て申し込む(間接→双方向)

  • 申込時のやり取りで人柄を感じる(双方向)

  • 初回来店(直接)


ここまでで、接触回数はおおよそ5〜7回。これでようやく初回成約です。


ところが経営者さんに

「決め手は何だったと思いますか?」と聞くと、

「えーっと、たぶんInstagramかな...直接聞いてませんが...」

という回答が結構多い。


たしかにきっかけはInstagramかもしれません。

でも、フォローしてから来店までの間に、キャンペーンの設計や、申込時の双方向のやり取りが効いていることが多い。

「Instagramの影響力」と一言でまとめると、本当に効いた部分が見えなくなります。


さらに、紹介経由のお客様の場合は動きが違います。


  • 既存のお客様が友人にあなたのお店を勧める(第三者)

  • 友人がInstagramや口コミサイトを確認する(間接)

  • LINEや電話で問い合わせる(双方向)

  • 初回来店(直接)


こちらは紹介という第三者接触が起点。

間接接触は確認のために使われているだけで、決め手ではない。


つまり、お客様によってどの種類の接触が起点で、どこが決め手か、が違う。なのに「Instagramを頑張ってもダメだ」「もうSNSやめようかな」と短絡的な結論になりがちなのは、種類ごとに分けて見ていないから。


自分が頑張って放っている矢だけを「接触」と数えていて、他の3種類の接触を集計していない。これが、集客の盲点です。


「会いに行くか、ネットか」の二択ではない


ここまで読んでくださった方の中には、気づかれた方もいるかもしれません。

「接触」って、会いに行くかネットか、という二択ではありません

両者の間には、いくつもの濃度の階層があります。


  • 投稿を見られる(薄い/一方向)

  • フォローされる(少し濃くなる/関心の固定)

  • いいね・コメントがつく(双方向の入り口)

  • DMが届く(双方向、明確な意志)

  • 体験会・キャンペーンへの参加(直接の手前)

  • 来店・契約(直接)

  • 紹介してもらえる(最も濃い/第三者を巻き込む)


これは矢の本数の話だけじゃなくて、矢の刺さり方の深さの話でもあります。


Instagram投稿を100人に見てもらうのと、DMで1人とやり取りするのと、どちらが「効いた接触」かは一概に言えません。


でも、薄い接触ばかり積み重ねても、濃い接触が一度もなければ、来店には至らない。逆に、濃い接触ばかり追いかけても、それを知ってもらう薄い接触の入り口がなければ、新規は増えない。


つまり、薄い接触から濃い接触への階段が、お客様の動きとして自然に組み立てられているか。これが、集客の流れを見るときに一番大事な視点です。


私が診断ワークで聞いていること


5月にリリースした「集客マップ診断ワーク」では、事前にヒアリングシートをお送りしています。

そこで実際に伺っているのは、たとえばこんな問いです。


  • 直近3ヶ月で成約した新規のお客様、最初にどこで知っていただきましたか

  • 申し込みまでの接触回数は何回でしたか

  • 決め手は何だったと思いますか


媒体ごとの一覧も書いていただきます。


  • 媒体名(Instagram、ブログ、チラシ、紹介、交流会など)

  • 種類(間接/双方向/直接/第三者)

  • 接触している人数の目安 ・発信や接触の頻度

  • 手応え(よく反応がある/たまにある/ほとんどない/わからない)


これを書いていくと、例えば、自分が1の間接接触に偏りすぎていて、2や3や4が手薄だ、ということが目で見えてきます。


あるいは逆に、4の紹介で成約しているのに、その紹介元のお客様への接触頻度(フォローアップ)が手薄、ということも見えてくる。


90分の対話の中で、


  • ご自身の集客の流れを一枚の絵にしてお渡しする。

  • そしてマップから起こした仮説をもとに3ヶ月のロードマップもお渡しする。


というのがこの診断ワークのポイントです。



「7回接触すれば買ってもらえる」のオチ


ここまで読まれた方の中には、「セブンヒッツ理論ですね」と思われた方もいるかもしれません。


「人は同じ情報に7回接触すると、購入行動に移る」という、よく聞く話。広告心理学から来ている理論です。


ただ、これは少し眉唾な部分もあります。

「7回」という数字そのものは、現代の消費行動には必ずしもあてはまらない、という指摘もあります。何度同じ広告を見ても、心に残らないものは残らない。


中身のない発信を多く見せても、お客様の中には何も残らない。

むしろ「この人いつも同じことばかり言ってるな」と思われて、ミュートされる。


大事なのは、何を、誰に、どう届けるか。


 回数はあくまで、その結果として積み上がっていくものです。回数を目的にすると本末転倒になります。

竹田ランチェスターの「接近戦・接触回数」も、よく読むと「同じお客様に、繰り返し、誠実に届ける」という質と量の両方の話なんです。


まずは、数えてみてください

長くなったので一旦まとめます。


集客がうまくいっていないと感じたとき、まず疑うべきは「発信の量や種類」ではなく、「自分が、誰に、どんな種類で、どんな濃度で、何回会えているか」です。

ぜひ一度、最近成約したお客様お一人を思い浮かべて、


  • 最初にどこで知っていただいたか

  • 申し込みまでに何回くらい接触したか

  • どの種類の接触(間接/双方向/直接/第三者)が決め手だったか


を、ノートでも紙でもいいので書き出してみてください。

一人分書き出せたら、もう一人。

3人くらい書けると、自分の集客の「効いている流れ」が見えてきます。


思考がまとまらない、複数のお客様の誰を見ていけばいいかわからない...


そんな時は集客マップ診断ワークが便利です。

ご一緒に整理させていただきます。


集客マップ診断ワークの様子

90分で、あなたの接触パターンを一枚の絵にします。


「どの媒体が効いているか」「どこが手薄か」「次の3ヶ月で何を増やすか」が、終わった後には自分の言葉で説明できる状態になります。


5月モニター価格(¥22,000)は現在残り1枠。気になる方は先に詳細ページだけでも読んでみてください。


ホームページの設計でお悩みの方は、6回目の「ホームページの見積もり、100万円って言われたんですが」も併せてどうぞ。

「何を解決したいのか」を先に整理するという、今日と同じ思想で書いています。



最後までお読みいただきありがとうございました。


「こんなテーマで話を聞きたい」「この話は参考になった」などありましたらぜひInstagramのDMなどから声を聞かせてください。すっごく励みになります!




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