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熊本で広報戦略セミナー登壇|SNS・Googleビジネスの活用事例から見えた課題

  • 執筆者の写真: 西田ミワ
    西田ミワ
  • 10月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:11月8日

【対象】熊本を拠点とする女性起業家

【目的】プレゼンとネット発信・ブランディング


この秋、熊本県内3会場で「広報戦略」をテーマとしたセミナーを担当しました。ご依頼いただいたのは次の3会場です。


  • 「見守る・支えるチャレンジャーサポート」ミニセミナー(熊本県女性創業支援事業/企画:(有)ミューズプランニング)

  • 「きくち起業塾」(菊池市・菊池市商工会主催)

  • 「菊陽町商工会 創業セミナー」(菊陽町商工会主催)


SNS・Googleビジネスプロフィール・マルシェ活用といった“現場で使える広報の仕組みづくり”を中心に、創業初期から再構築期まで幅広い層の方々にお話ししました。(個人情報保護の観点から、会場の雰囲気のみ写真でご紹介します)


熊本 創業イベント ミューズプランニング登壇 女性起業家支援 

広報=信頼を設計すること

今回の3講座は、「ひとり起業でもできるSNS・IT活用による販促」をテーマにしています。


主軸は、「どう伝えるか」ではなく「なぜ伝わらないのか」を見つめ直す構造設計。情報があふれる今、SNSやGoogleビジネスは単なる発信ツールではなく、“信頼関係を築く装置”として機能します。

創業初期こそ、技術よりも「構造」を整えることが、長期的な集客・ブランディングの基盤になります。

実際の講座では、よろず支援拠点での支援事例をもとに、ヘルスケア系2件・飲食系2件・不動産1件の計5事例を紹介。実際の発信内容を比較しながら「成果が出る発信の設計構造」を解説しました。

「広報を事業計画に組み込む」という観点では、マルシェ出店や口コミ設計の実践例を紹介。チラシ・SNS投稿への落とし込み方や、“顧客の声をどう発信に変えるか”といった具体例も交えました。



「見守る・支えるチャレンジャーサポート」ミニセミナー

(熊本県女性創業支援事業/企画:(有)ミューズプランニング)


こちらは、ドルフィンワークス代表として個人登壇させていただきました。


熊本県の女性創業支援事業の一環として開催され、対象は「創業予定者」でしたが、実際にはすでに開業・稼働されている方が多く、実践的な広報・SNS運用の質問が中心でした。

特に「最初の顧客をどう獲得するか」というテーマに質問が集中。すぐに実践できる方法と、やってはいけない“逆効果パターン”を合わせてお伝えしました。


講義終了後も質問が途切れないほど熱量が高く、予定外の裏話までお伝えする濃密な時間となりました。今後はメンターとして継続的に関わらせていただく予定です。



きくち起業塾(熊本県よろず支援拠点として登壇)

こちらは、熊本県よろず支援拠点コーディネーターとして登壇

創業初期の方に加え、第二創業や再構築を進めている方も多く、セールスファネルを用いながら「広報=顧客関係構築」として整理しました。

「どう見つけてもらうか」よりも「どう覚えてもらうか」。

この意識転換が、長く選ばれ続ける事業の分かれ目という点を強調しました。講座後、複数の方から継続相談の希望をいただきました。


菊陽町商工会 創業セミナー(熊本県よろず支援拠点として登壇)

同じく、よろず支援拠点コーディネーターとして登壇しました。

参加者は、融資・補助金など資金面に関心のある方中心の構成。「これから何を始めるか」を模索中の方もおられましたので、想定する事業を想像しつつ、内容を噛み砕きながら柔軟に進行しました。



講座を終えての感想

3会場を回って感じたのは、

「何から手をつけたらいいのかわからない」「SNSは毎日投稿したほうがいいんでしょうか?」という意見が多かったのですが、質問の背景には、「お客様のイメージがまだつかめていない」という共通点があるということでした。


そもそも、リアルなお客様の像が見えていなければ、どれだけ時間をかけても事業計画は“現実に根ざしたもの”にはなりません。多くの方が「自分ができることをどう売ろうか」=プロダクトアウトで発想しているため、お客様の輪郭がぼやけてしまうのは、ある意味当然のことと思います。


なぜ自分がこの事業をやれると思ったのか?


まずはそこに立ち戻ることが大事。(そのための創業塾ですし)


おぼろげながら思い描いている顧客像の“解像度”を上げることから、すべては始まります。


モニターを募るでもいいし、マルシェで商品を手に取ってもらうでもいい。リアルな接点を通じて“目の前のお客様”の存在を具体的に感じることが、発信や販促のすべての出発点になります。


媒体の使い方や成功法則を追う前に、まず「誰に届かせたいのか」「どんな瞬間にその人と出会いたいのか」を描くこと。そこをすっ飛ばしてしまうと、どんなSNS運用術も空回りしてしまいます。


ワーク付きの講座では、そのズレを一人ひとりと丁寧に見直しながら、構造の立て直しを一緒に行いましたが、独りよがりになりがちな事業計画こそ、私たちのような事業の現場をよく知る者や専門家の「第三の目(客観的にチェックできる視点)」を大いに活用してほしいと感じました。


最後に

ドルフィンワークスでは、広報戦略も含めた指導を行う「経営×HP実践講座」を提供中です。 今後は、そこに続くステップとして「自分メディア講座」も展開予定です。


📩 ご相談・講演依頼は、お問い合わせフォーム または Instagram DM からお気軽にどうぞ。


執筆者プロフィール

西田ミワ(ドルフィンワークス代表/経営コンサルタント)

女性起業家を中心に、事業設計・広報戦略・ブランディング支援を行っています。熊本県よろず支援拠点コーディネーターほかエキスパート専門家派遣などの公的支援と、個人事業「ドルフィンワークス」としての実践型講座の両軸で活動中。

Instagram:tabineko30

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